フルスタックエンジニアへの道

「フルスタックエンジニアになりたい。。。いや、なってやる!」という備忘録

【CpawCTF】Q8.[Misc] Can you open this file ?

今回は「CpawCTF - Main page」の「Level 1 - Q8.[Misc] Can you open this file ?」を解きたいと思います。

ctf.cpaw.site

環境

Q8.[Misc] Can you open this file ?

Q8.[Misc] Can you open this file ?にアクセスすると、このような説明書きと問題ファイルのダウンロードリングがありました。

このファイルを開きたいが拡張子がないので、どのような種類のファイルで、どのアプリケーションで開けば良いかわからない。 どうにかして、この拡張子がないこのファイルの種類を特定し、どのアプリケーションで開くか調べてくれ。 問題ファイル: open_me

f:id:ryasshi:20190814133838p:plain

今回の問題は、問題ファイルに拡張子が無く、どのようなアプリケーションで開くのかわからないというものです。
過去記事でも解いた「Q7.[Reversing] Can you execute ?」のように、まずは、VirtualBoxUbuntuを立ち上げて、「file」コマンドでファイルの種類を調べてみたいと思います。

ryasshi.hatenablog.com

Ubuntuでファイルを調べるために、問題ファイルをダウンロードします。

f:id:ryasshi:20190814135139p:plain

今度はファイルをUbuntuに「SCP」でコピーします。Ubuntuを立ち上げましょう。
コマンドプロンプトかパワーシェルで行いましょう。もし、コマンドプロンプトやパワーシェルでSCPが利用できない場合は、「Tera Term」を使いましょう。
書式は下記です。

scp [-P 送信先ポート番号] 送信したいファイルパス 送信先ユーザ名@送信先:送信先ディレクトリ

デフォルトの設定であれば、下記のユーザ名1、2を修正するだけで大丈夫です。
ユーザ名1には「Windows」のユーザ名、ユーザ名2には「Ubuntu」のユーザ名を入れてください。

C:\Users> scp -P 10022 C:\Users\ユーザ名1\Downloads\exec_me ユーザ名2@localhost:~/

初めてSCPを実行すると下記のように「yes/no」と聞かれるので「yes」と入力してください。

The authenticity of host '[localhost]:10022 ([127.0.0.1]:10022)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:KiLXecxA9g87ZZfEnG3hvFYYoVgoTNpT8Zq2uFXwM78.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? 
Warning: Permanently added '[localhost]:10022' (ECDSA) to the list of known hosts.

Ubuntuユーザのパスワードを聞かれますので、パスワードを入力します。
これで、コピーできました。

ユーザ名@localhost's password:
open_me       100%   27KB  13.2MB/s   00:00

ここからはUbuntuの操作に移ります。

まずは、UbuntuSSHしましょう。
コマンドプロンプトなどからSSHで操作することで、fileコマンドででた結果などをコピーしたり、貼り付けしたりできて楽だからです。
また、Ubuntuを日本語でインストールしていた場合は、文字化けなどを起こしてしまう可能性があるので、コマンドプロンプトなどからSSHしたほうがいいと思います。

では、コマンドプロンプトSSHしてみます。SSHコマンドの書式は下記のとおりです。

ssh [-p 接続先ポート番号] 接続先ユーザ名@接続先

今回のように、PC上で稼働しているVMSSHする場合は、下記のように記述します。

ssh -p 10022 接続先ユーザ名@localhost

私の場合は、Ubuntuの「user」というユーザにSSHします。
接続時にユーザのパスワードを求められるので、入力してください。

f:id:ryasshi:20190811173817p:plain

では「ls」コマンドでコピーできているか確認します。

f:id:ryasshi:20190814141155p:plain

ファイルを確認できたので、「file」コマンドでファイルの種類を確認します。

f:id:ryasshi:20190814141337p:plain

長々と出てきましたが、下記の部分に「拡張子」という文言を追加してググってみたところ、拡張子が「.doc」だとわかりました。

open_me: Composite Document File V2 Document

拡張子が分かったので、Windowsの操作に移ります。
ファイル名に「.doc」を追加しましょう。

f:id:ryasshi:20190814142442p:plain

「.doc」のファイルは、「Word」で扱うファイルのようなのでWordで開いてみます。もし、Wordをインストールしていない場合は、Googleの「ドキュメント」で開くことができるので、そちらを利用してください。

f:id:ryasshi:20190814143655p:plain

フラグが出ました!(※わざと黒塗りにしています)

これを入力して終わりです!

f:id:ryasshi:20190814144634p:plainf:id:ryasshi:20190814144727p:plain

参考:
CpawCTF - Main page
DOC (ファイル フォーマット) - Wikipedia